夕空・朝空
<1>
静かな
よる

ヒト以外の だれか


ぼくをみて
くすくすわらってるみたい
もうすこし
近付いてみるよ

・・・ねぇほら
笑ったかお
振り子のように滲む

糸の先のコイン

“・・・あなたはだんだんねむぅくなぁる・・・”

唱えては みたけれど
ネムレナイノ?



緋い口になってわらう
冴えたアタマは夜の囁きをどんどん大きく捉えて

朝の過ち 昼間の失敗 昨日の

言わなければよかったことば

と呼応する 

倍に膨らむ

コウカイ サキニ タタズ
でも ほら もう東の空が 朝焼けの気配

ヒトの世界がざわめいてきたら

彼らは息をひそめる

ソレジャア マタネ?

マタ 真夜中 ニ 逢イマショウ

photo & words by minato kazusa

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***photo***
夜の月は、それだけを撮すと本当に・・・なんだろこれ・・・というものばかりで(冷汗)
ただ、三枚目の手ぶれ大王の写真は、敢えてそれも出してしまおう、ということで使ってみました。
ことばは、写真を並べて置いて場あたり的に書いているので、
わざとこんな写真を撮っている訳では、決してありません。笑
・・・というか・・・夜景は三脚使いましょう・・・の悪い見本・・・。