蒼い水面～遠い過去の遺物２

蒼い水面～遠い過去の遺物　２　

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ぼくのまわりのすべての原子が
ぼくによびかける
少し遅い朝
ゆうべみた　つらい夢まで

まどろんで　いるように
とざされた空間は優しくて
ずっと　　昔
ずっとずっと　　前
たぶんぼくは知ってた
生まれる前の記憶の欠片が
今
名残っている

遠く　消えいりそうな君を
何より　いとおしく思う心　おさえられない
君が　どんなふうにいても
気持ちはいつも　近づいていたい

腕の中にだけ納めてしまおうとすれば
君を失うことになるから
そのまま　　こわさずに

他の何からも　歪めさせたりしない

時を見送ろうとしないで
君の力を疑わないで
すべてを越えて　とべる翼がみえるから

光る天上の青が
揺れる心に澄みわたるまで
強く世界を抱きとめて